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人生と投資のパズル

SLtou7uK

投資はどこから勉強したらいいのか

投資の勉強をするとした、いったいどこから始めようと考えたら良いのでしょうか。
そもそも自分は何で儲けていきたいのかというところもありますが、そもそも投資とはいったい何なのかから始めて行きましょう。

こうすれば儲かるなど、分かりやすい言葉に人間は弱いものですが、それだけを勉強していても勝てるかどうかは別問題です。
実際にそれで痛い目に遭うと勉強しようとする人はいますが、投資とはいったいどういうものなのかを知ることから始めましょう。

『人生と投資のパズル』は、こんなときにはどうすれば良いのかといった投資の対処法が分かりやすくまとめられています。
儲け方についてまとめた本ではありませんが、困ったときにはこうすれば良いという指針が自分の中でできるのは大きなメリットです。

もちろんこの本に書かれていることが、全てに当てはまるわけではありません。
何事にもイレギュラーはあるのですから、そこから先は自分の腕の見せ所です。
しっかりと知識を身につけて、その知識を活用できるようになれれば、できることはどんどん広がっていきます。

全く何も知らない状態から対処しようとするよりも、こんなこともあるくらいで良いから知識を身につけておいた方が、遙かに良い選択ができるようになります。
人によっては、一度失敗しなければ実感できないかもしれませんが、読んでおいて損はない本の一つです。

ちなみにこの本が出版されたのは、なんと2004年のことです。
この頃は、個人での投資はそれほど活発ではなかったのですが、そんな頃に出版された本が今でも役に立ってくれます。
そう考えると、投資の方法自体には様々な種類があるものの、心構え自体は昔から変わっていないのではないかと思わされてくるものです。

実際にこの本よりも昔に書かれたものの中に、今の投資活動で参考になる内容の本はたくさんあります。
本の中ではたびたび出てくる行動経済学ですが、それ自体は難しそうな印象を受けるかもしれませんが、分かりやすく解説されているので安心です。

リスクと損失は違うという考え方

おもしろかったのは、リスクと損失は別なものであるという考え方です。
これだけを見ると同じものなのではないかと思うかもしれませんが、その違いについても分かりやすい例えを使って説明されています。
自分では分かっているつもりだったけど、あえてそれに対して別の考え方から迫ることで、新しい知識が増えていく体験ができます。

『人生と投資のパズル』は、単純に投資という枠組みを超えたところにも有効なので、人生を生きる上で知っておくと役立つこともたくさん学べる本です。
興味のあるなしにかかわらず、ぜひ一度は読んで欲しい本の一つなので、少しでも気になったなら読んでみてください。
人生と投資のパズル