不動産会社が入居者の窓口になっていることを認識する
入居者を増やすにしても、空室を増やすにしても、不動産会社の働きというのは非常に大きなものがあります。
不動産会社は入居希望者の窓口となっていますので、もし不動産会社が見込み客にきちんと営業をしていなければ、当然空室率は高くなってしまうのです。
一方で、不動産会社が自分の物件を強力に推薦してくれるようであれば、空室が出たら優先的に紹介してくれることになりますので、満室を維持する助けとなります。
このように、満室維持のためには不動産会社の働きというのが非常に重要なポイントとなっていることを認識すべきなのです。
その上で、オーナーとして不動産会社への働きかけを重要視するようにしましょう。
確かに、物件そのものの価値を上げて魅力的な部屋とすることは大事ですが、その魅力も窓口となる不動産会社が上手に紹介してくれなければ意味がありません。
不動産会社への逆営業が効果的なことが多い
不動産オーナーは不動産会社に仕事を依頼する形になりますので、不動産会社が顧客となるオーナーへの営業を行うのが普通です。
しかし、満室を維持するため、不動産会社により効果的な宣伝をしてもらいたいと思っていても、オーナー側から不動産会社に逆営業をかけるのは効果的です。
たとえば、自分の物件を扱ってもらっている不動産会社を訪れて、自分の物件の魅力的なポイントを文書などにまとめた上で伝えるという方法があります。
また、特に用事がないとしても定期的に不動産会社を訪問して営業担当者と仲良くなっておくことで、良好な関係を作ることができます。
営業担当者も人間ですので、同じような物件が複数あれば、やはりより良い人間関係を築いているオーナーの物件を紹介したいと思うようになるものです。
さらに、物件の特徴や売りとなる点をきっちりと不動産会社に伝えておくのも大事です。
売りとなる点がはっきりしていれば、その特徴を条件と考えて探している希望者がいた時に、すぐに物件を紹介してくれるでしょう。
空室が出たらすぐに行動することが基本
マンションにしてもアパートにしても、安定した利益を上げるためには、やはり満室賃貸というのが基本となります。
そのため、空室が生じている状態が普通になることがないように、満室でなくなったらすぐに行動を取るようにしましょう。
空室は発生させないという気持ちを持つことで、満室維持への取り組みをしっかりとすることができるからです。
また同じ地域や同じ駅の物件が、どの程度空室が出ているのかリサーチすることも大切です。
特に退去の季節でもないのに同じ駅全体で空室が出ているのなら、その駅は人気が落ちているということになります。
逆にずっと満室の物件がある場合も、周辺の空室を調べてあまり空室が出ていないようなら、投資用に物件を購入することが効果的です。
人気のエリアは、周辺の物件をこまめに確認することをおすすめします。
どんな分野においても言えることですが、気持ちの持ちようというのは成功の秘訣となるものですので、満室を維持することへの熱意を持つことは重要です。
空室が出たらすぐに不動産会社を訪れて紹介を依頼するなど、熱意を行動で表すようにしましょう。