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収入に合った不動産投資を

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不動産投資は富裕層だけのものではありません

バブル期くらいまでは、不動産投資というのは最初から資産が数千万~数億あるような富裕層にしかできない資産運用とされてきました。

しかし現在では地価が下落したとともに、既存の不動産物件の売買をするという方法以外に複数の投資方法が登場してきたことにより、最初の資金がそれほど潤沢に用意できるわけではないという人でも気軽に不動産投資に参入をすることができるようになりました。

手軽に始められる不動産投資の方法としてはREITのような不動産投資法人が発行する投資証券を購入するというものがありますし、他にも物件を丸ごと買い取るのではなくまずはマンションの1室から購入してそれを運用してみるという方法があります。

特にこのマンションの1室から始めるという投資方法は若い人や最初にある程度まとまった費用を準備できないという人に人気の方法となっており、中古物件でも魅力的な建物にリフォームすることで利用者を募り賃貸収入を得るという方法がとられています。

不動産投資と言ってもその方法は年々拡大していますので、最初から「資金がないから始められない」とあきらめるのではなく常に情報を集めるようにしてみてください。

年収の10倍程度までなら融資は受けられます

とはいえ数百万円程度の貯蓄額という人にとって、都心部の不動産物件を購入するというのはなかなかハードルが高いものです。

しかし現在では超低金利の時代が続いていることから、比較的事業のための融資は受けやすく無理のない返済額で利率を設定することができます。

一般的な目安としては年収額の10倍くらいの額までなら銀行から融資を受けることができますので、サラリーマンなどで定期収入がある人は事業ローンについていくつか身近な金融機関の商品を探してみてください。

つまり年収が400万円という人であれば最大4000万円くらいは融資を受けられるということなので、それを元手に事業計画を立てれば数年で返済をするとともにそこから先の収益を期待することができます。

賃貸物件の場合にはどうしても最初の10年くらいは初期投資分の回収期間となるので、ここでケチってしまうとなかなか人が入らず返済までの期間が延びて行ってしまいます。

不動産投資のうまみを感じることができるのはこの初期投資分の回収が終わってからですので、まずは最初にどのように投資をして事業を軌道に乗せるかということをしっかり勉強して購入する物件を探してみるようにしましょう。

実績を積み上げることにより融資額も上がる

しかし例えばアパートを1棟丸ごと所有するということを考えた場合、例え郊外であってもやはり7000万円くらいの資金は必要になります。

そうなると年収が700万円以下の人は融資を受けるのが難しく、思うような物件を作ることができません。

そうした場合にはいきなり大きな物件を購入・建築するのではなく、まずはマンションの1室のような小さな物件のオーナーとなり、小さくても収益が上がる実績を作っていくということを目指してみてください。

実績がまったくないという人に対しては銀行も融資がしづらいですが、すでに同様の分野で黒字経営を達成しているということならば次の融資も受けやすくなります。

他の投資などで年収が1000万円に達するとかなり選べる投資先も広がるので、そこからが本当の意味での不動産投資ということになります。